人に恵まれた人
人に恵まれた人
というのは確かに存在する。
「この人は、周りの人に助けられてきたんだろうな」という印象の人はいないだろうか?
ひとりひとりの顔を思い返してみると、案外思い当たる人がいると思う。
例えば、すぐに誰かに頼って訊いてみることができる人。
例えば、感謝を素直に言える人。
周りの人を褒められて、自分のことのように喜ぶ人。
そんな人を見ると、ああ、この人は周りの人に助けられてきたんだな、と思う。
彼は、彼女は、その連鎖を繋げていく人だ。
連鎖が全てではない。
だけど、その傾向が強いのは確かだと思う。
あなたの周りはいい人が多いんだね、あなたを見てたらわかるよ、と人に言われた。
...そんなものかなあ?と思いながらも、確かに、と思う場面も度々ある。
誰にも、助けようと思ってもらえない人。
誰にも、相手にされない人。
信用をなくすのが一番怖いことだけれど、本当にそうなった時には、もう誰もそうなっていることを指摘してはくれない。
相手にされなくなったら終わりだよ。
小さい頃、繰り返しそう聞かされた。
半信半疑だったけれど、実際綺麗事でなく、そういった側面は本当にあるんだろうな。
最近、そんな風に思う。