ありがとうを伝える
「自分の長所が伝わる自己紹介」というお題で、「ありがとうを言える事」と書いた友人がいる。とても素敵な長所だ。
「ありがとう」が言える。
当たり前だし、当たり前であるべきだけど、私たちの「ありがとう」は普段、どれだけ生まれているだろう。
さらに言えば、生まれた「ありがとう」は、どれだけ相手に届いているだろう。
以前、職場の利用者アンケートに名指しでありがとうと書いて頂いたことがある。
研修期間中で、あれもこれも、失敗続き。覚える事もいっぱいで、なんだかなあと思っていたところでのお客さんからの、見える形での「ありがとう」。
嬉しかったなあ。
「ありがとう」と「ごめんなさい」。
一般論のようだけど、私は、この言葉を素直に言える人って素敵だと思うし、不器用でも、欠点があっても、そういう人の方がよっぽど好きだ。
先日、鍋を食べに行ったお店で、ラストオーダーとともに小さなアンケート用紙が渡された。
満足度、要望など、ありがちな設問が続く。
と、最後に。
「輝いていたスタッフがいたら教えてください」
正確な文言は忘れてしまったけれど、そのような設問が印象的だった。
感謝を伝える事。つい後回しにしてしまったり、欠点を注意することばかりに終始してない?
たった5文字でいいんだ。
私も、「ありがとう」が言える人でありたい。